公務員男性が突然家を出た妻と離婚について争った事案
初回相談日
2010年12月
終結日
2012年6月
依頼者の性別・年代・職業
20代男性 公務員
相手方の年代・職業
20代女性 会社員
別居の有無
有り
子の有無
有り(別居時は胎児)
主な争点
離婚原因の有無
解決までの期間
1年半
ご相談にいらしたきっかけ
結婚して同居後1箇月で妻が実家に帰ってしまった。妻は妊娠していた。夫は妻との面会を求めたが、妻は会おうとせず、妻の実父も会わせようとしない。このような状況で妻が離婚を求めてきた。
弁護士の関与
妻は妊娠がわかってから間もなく、家出をしたため、夫としては自分の子であるか否かを知るために、親子関係不存在確認の調停を申立てると同時に、離婚調停を申立てた。DNA鑑定の結果、夫の子であることが判明した。離婚調停は不調となったため、離婚訴訟を提起し、妻に対し慰謝料100万円を請求した。
解決結果
妻側から反訴があり、夫の性癖に問題があったことが判明した。妻も高額な慰謝料を請求したが、いずれも証拠がないとして棄却された。結局、離婚は認められ、子の親権と相当額の養育費が妻に認められた。
解決のポイント
妻による突然の家出であったため、夫には別居の理由が全くわからなかった。話合いが長引くにつれ、双方感情的になり、当事者同士での解決はもはや不可能な状況であった。このような場合、弁護士の介入による、理性的な話し合いによって解決することがある。