妻が子供を連れ去って別居した事案
初回相談日
2012年8月
終結日
2014年3月
依頼者の性別・年代・職業
40代男性 会社員
相手方の年代・職業
40代女性 会社員
別居の有無
有り
子の有無
有り(小学生)
主な争点
親権
解決までの期間
1年
ご相談にいらしたきっかけ
妻が子供を連れ去って別居した事案。妻は別居後、婚姻費用と監護権を求める調停を申立てた。夫は調停に出頭したが、調停委員に説得され、妻の主張どおの婚姻費用と監護権を認めてしまった。しかし、その決定に納得できず、監護権を取り戻せないかということで相談を受けた。
弁護士の関与
弊所に相談に来たときには既に複数の弁護士に子の取り戻しは難しいとして依頼を断られていた。夫の話によると、子が面会交流の際に、知らない男性に会わされているとして夫に助けを求めていたことから、次回面会交流の際に、子を保護することを提案した。実際に保護した上で、妻と関係する男性と妻との不貞の証拠を取得した。
解決結果
妻は子の引き渡し及び監護権の仮処分を申立てたが、夫側で子を学校に通わせるなどの養育環境を整え、男性との不貞行為の証拠を提出した結果、引渡しの仮処分も却下され監護権者は夫とされた。その後、夫は男性に対する慰謝料請求訴訟を提起し、勝訴的和解を得た上で、離婚訴訟を提起したところ、夫を親権者とする離婚が認められ、さらに妻に対する慰謝料請求も認められた。
解決のポイント
監護権や親権は、いずれの環境が子にとって良好であるかを基準に判断される。本事案では、夫が子を保護した後、夫側両親の協力を得て養育環境を整え、他方で、妻側の環境には不貞相手の男性がいる事実を立証したところ、夫に監護権が認められた。
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