夫による暴力や経済的DVの事案
初回相談日
2010年3月
終結日
2010年10月
依頼者の性別・年代・職業
30代女性 専業主婦
相手方の年代・職業
40代男性 会社役員
別居の有無
有り
子の有無
有り(中学生と小学生 二人)
主な争点
財産分与
解決までの期間
7か月
ご相談にいらしたきっかけ
夫による暴力や経済的DVの事案。夫は高収入でありながら、妻へ生活費をほとんど渡さず、時に暴力を振っていたため、妻や子供達は夫を怖れて生活していた。そのような生活が長期間継続したため、妻は精神疾患を患い、肉体的にも不調をきたしていた。
弁護士の関与
弊所では、夫の財産調査を行い、妻に別居計画を提案した。調査の結果、夫に株式売却による数千万円の預金があることが発覚したため、同預金を仮に差押え、夫による引落しができないようにした。また、別居日に弁護士から内容証明を送付し、妻への連絡を遮断した。さらに、離婚及び婚姻費用分担調停を申立て、財産分与と慰謝料を請求した。
解決結果
調停では、妻に数千万円の財産分与と100万円の慰謝料が認められ、二人の子の親権も認められた。また、夫が滞納していた婚姻費用も調停申立時の分から支払われた。
解決のポイント
相談内容から、夫に高額な貯蓄があることが推測されたため、調停前にその調査を行い、発見した貯蓄を隠匿・費消されないため即座に仮差押を申立てた。そのため調停の段階では夫の反論はほとんどなく、極めて短期間で調停が終結した。また、DVの可能性もあったため、妻や子らの安全を確保するため、引越と同時に弁護士が介入し、安全な環境を確保した。
中年の最新記事
主婦の最新記事
女性の最新記事
- 粘り強い交渉の結果、養育費の支払を確保した事例
- 暴力夫から子どもとの面会交流を求められていたが、直接の面会交流を否定できた事例
- 妻が子どもを連れて別居を開始したが、妻と子どもが戻ってきた事例
- 早期の離婚を希望しており、10日で公正証書を作成して離婚が成立した事例
- 夫のDV・不貞により離婚が成立した事例
- 子供に対して暴言や育児放棄をしている妻から、親権を取り戻した事例
- 慰謝料判決を根拠に子の親権、養育費、慰謝料150万円を獲得した事例
- 慰謝料の減額に成功した事例
- 子を妊娠した後の婚約破棄で強気の交渉結果相場より高い慰謝料と認知を獲得した事案
- 看護師の女性が自営業男性に対して婚約破棄の慰謝料請求・認知・養育費請求を行った事案
- 性格の不一致があるも決定的な離婚原因がない事案